今は「格差社会」と言われる程、世代の格差、賃金の格差が広がっています。女性に関して言えば女性の仕事の地位や賃金の格差に貧富の差があります。
女性の仕事から言えば、「男女の賃金格差」「働いている年齢層による賃金格差」が一番顕著でしょう。
特にテレビでも取り上げられている、「若い世代の貧富の差」。社会問題にまで発展しています。地方から出て来て大学を卒業し就職活動をしてやっと入った会社で懸命に働き、一人暮らしをしている女性は多い。そんな女性達の暮らしと言えば、自分のお給料で賄える範囲の暮らしが普通。
今の新卒の初任給の平均は19万円から20万円ほど。年収にして平均200から250万円ほどです。地方によればもう少し低くなり、職種によっても違いはあります。さらに高校卒業の場合ならばもう少し低くなります。
業種別の年収はというと、情報通信系は平均240万ほど、教育や学習関係も240万円ほど。製造業だと平均220万円と業種別にも格差があります。またもっと賃金は高いと思われている金融や保険業界は平均で190万、医療関係や福祉で平均190万円だそうです。
これからの日本はお金持ちの人はさらにお金持ちになり、貧しい人はいつまでも貧しいままと言われています。その差は大きく世界の長者番付に載るほどのお金持ちから、どんなに働いても家さえ借りられずネットカフェを転々として暮らしている「ワーキングプア」と言われる女子達まで、しかしその層も若年層だけだったのが今では中高年層まで広がっています。
この差は何なのでしょう。年間何度も海外旅行に出かけられるほどの収入がもらえる仕事をしている女性、かたや生活保護の支援をしてもらいながら働いている女性達。どこから差がついてきたのでしょう。もちろん生まれながらのものもあるでしょうし、学歴や出生地の違いと生活の違いもあるでしょう。
さらに調べると「高学歴者のワーキングプア」も存在するとか。大学で修士号や博士号を取得していても定職に就けない人や弁護士や医師など国家資格を取得した人達が開業しても仕事がない状態が続いている人達もいるそうです。
この現状を聞いて「そんなバカな!」と笑っているあなたにも起こりうることです。現状が普通に暮らせているからいいだろうと思っている人でも、働いている会社が倒産したりブラック企業に就職したのが後で分かったりと、誰の身にも降りかかってきます。他人事ではありません。